マダム逝去

1957年より当ホテルのオーナーであったマダム・オジエは、ホテルを生まれ変わらせ、その威光をフランス全土および世界に浸透させました。彼女は夫のポール・オジエとともに、ネグレスコを想像を絶する超高級ホテルにしました。この世界中で認められている、彼女のパーソナリティを反映した豪華な施設は、フランスで最後の独立した大型ホテルです。熱心なコレクターであった夫人は、5世紀にわたるフランスの各時代の調度品6000点あまりを収集し、フランス芸術に壮麗なオマージュを捧げました。

夫人は、障がい者や苦しんでいる人々、動物愛護を根気強く擁護し続け、彼らの苦しみを和らげるために惜しみなく力を注ぎました。ニースの街にフランス風「アール・ド・ヴィーヴル」のシンボルを遺したマダム・オジエ。取締役会およびスタッフ一同、この偉大なレディの独創的で自由、かつ独立した精神を永続させる所存です。